マーケティングプロセスは本当にAから始まるのか?

AIDMAとかAISASとかあるが、これまでもいまいちピンときていないことがある。
「A」ってなんだ?
ということ。


attentionということはわかる。人がその情報に触れるタイミングととらえるとよいかと思う。
釈迦説だが、情報に接した人間が、それに関心を持ち、ほしくなって、記憶して、実際買う。これがAIDMAですね。
最近は「検索とか比較するんやで」ということで、関心持ったら検索して比較して買って、シェアする。これがAISAS。


後半は別によい。どっちでも。
Attentionをスタート地点とするのは現代のように情報があふれている世の中ではない時代ではびったしあてはまると思う。
知る機会が少ないから、その商品をCMや広告で見て、こんな「商品あるんや」と思って次の行動に移る。実に自然な気がする。


現代でもそうなのか?
これだけ情報があふれていると、起点となるのは別のものの方がウェイトが大きいのではないかと考えている。
その別のものっていうのは、最近だからあるものではなく、単純に「ニーズ」だと思う。
「こういうこと解決したいなぁ」「これってどうしたらいいんだろう?」と思って、検索したり、ソーシャルなメディアを見たりして、ようやく発見する(ここでAttention)。


もちろん、「AIDMAもAISASもニーズが前提ですよ」ということかもしれない。
が、マーケティング/広告プランニングにおいて、ニーズがあるところ(ニーズがあるであろう層が多い媒体)に広告入れましょうとかになってないでしょうか?
「A」の前に「N」なんやないかかなぁとか思う。
特に、AISASって検索を入れる位置を間違っていると思う。NSAIASだろうと思う。
「ンサイアス」。流通しなさそうな名称。。アフリカのどこかの都市みたいだ。


すごく当たり前の話になってくるんだが、人がAttentionに行き着くルートをもっと知らないといかんのだろうなぁと思ってきた。
大事なのは「ニーズ」であり、ニーズが発生したときにどういう行動を取って必要な情報に行き着くのかを把握してとらえにかかることになるのだろうか。
それをコントロールするとすれば、ニーズを喚起する「ネタ」を開発し流通させることなんだろうと思う。
ん??それってすごく普通にPR戦略。


とかうにゃうにゃ考えているときに出会ったのがこの記事。
Aから始まらない消費活動。 - 広告って、なに?


すばらしいです。よくまとまっております。感服です。


モデル化するならこれだなぁと思いました。