政権が変わるということの意味

今回の選挙で政権が変わった。すごく大きなことが起こったと思う。
ただ、政権が変わったからってすぐに何かが変わるということでは本来的にはないはずである。
というのも、政策とは数年後にその結果が現れるものであり、数年後にならなければ国のありようがどうなっているのかは多くの人にはわからないものだからだ。
時間がかかるものなのだ。
しかし、昨今の政治が行っていることと言えば、結果に時間がかかる政策より、結果が早く現れる政策にばかり終始しているように思える。なぜなら、それだけ世論が流動的でありマスコミがうるさいし、時間がかかることをこつこつやっていたら何で揚げ足取られてしまうかわからないからだ。
つまり、国としての有り様を真摯に取り組んでいないともとれる。
今回、民主党が打ち出している政策。これらも同様のにおいを感じることができる。
部分的には理解できる。理想だけでは政治はできないのだから即効性のある政策ももちろん含めて世論の支持を維持すべきだ。
しかし、そればかりでは今と何もかわらない。むしろ国の舵があらぬ方向に向いてしまう可能性もある。
そんな懸念を感じている。


政権が変わったことの意味。今は旧来のしがらみからある程度解放されたことと、自民が真の保守政党として立て直すきっかけをつくった(できるかどうかは別)ことが重要なポイントだと思う。
ただ、民主党も政権を取った以上、そんなアテ馬としてだけでなく「民主党が政権を取ったことが日本を次のステップに向かうきっかけになったね」といわれるだけのことしてほしい。