大郷葉月杯(多摩川)準優戦

本日は多摩川競艇で開催中のお盆レース、「ボートピア大郷開設記念 第12回大郷葉月杯」の準優勝戦にいってきた。


いきなり余談だが、3連単の買い方がなんとなくわかってきた。
1Rの中で、ど本命がいる場合もあれば、2〜3人が拮抗しているケースもあるが、堅い予想をするケースに限っていえば、だいたい考えていくプロセスは同じである。


競艇って6艇の中から予想するものだが、その中からまず本命(1着)を選ぶ。
ここで失敗するとまぁ終わりだが、12R中1/3〜半分くらいのレースで1着だけなら、番組(レースの組み合わせのことを番組っていう)の組み方がそもそもそういう風になってたりするので予想は可能。


次に対抗を選ぶ。
このあたりからが展開とかをうんうん悩みはじめて1着予想すら裏読みで浮気し始めてしまうところ。
強引にでも展開を考えたり、モーターの善し悪しを見たり、人気の艇を選ぶなりして、2艇に絞り込む。


そして仕上げが重要なところ。
先に選んだ3艇での3連単を買っても、あまりあたらない。
むしろ、先に選んだ3艇以外を3着で投票するのがポイント。
例をあげると、
1着予想:1番
2着予想:3番、4番
とした場合、3艇目は2番、5番、6番で買うということ。
1-3-2、1-3-5、1-3-6、1-4-2、1-4-5、1-4-6という投票になる。


なぜかというと、これが有力であると選んだ3艇は拮抗しているから仲良く3艇並んでゴールっていうのはあまりない。有力だったり人気高の艇はぜったい1位を狙ってるから、どっかでつぶし合うもんである。
そうすると、生き残った2艇と、有力でない3艇のいづれかでの3連単という結果になる。しかも、有力な3艇ってだいたいの場合は人気が集まる艇だったりするので、3艇目に人気薄な艇がくるとオッズもそこそこおいしくなる。


まぁあくまでも堅めの予想をするときのぼくのやり方で、穴が入ってきたり、1着予想が覆るとぜんぜんこんなもんは関係なくなるけどね。




余談が長くなったが、本日のレースの注目は1人だけ。
阿波勝哉選手だ。
この人は、A2クラスにも関わらず、すごく有名な選手である。
なぜかというと、6コースから大外捲りを仕掛けるレースしかしない人だからだ。
捲りというのは競艇でもなんか花のある決まり手で、アウトからインの艇をずばーっと沈めていって一気に勝負を決めるのは見ていて非常に気持ちがよい。
しかし、そもそもアウトってのは不利なので、なかなか簡単にできる技では無かったりする。
そういった勝つというのも難しいのに、その最アウト6コースにこだわり、チルト角度は常に最大にし、スタートダッシュにすべてをかけ、捲り一本で勝負をつづけるこのミスターチルド3度「阿波勝哉」ってのはファンにとっては非常に魅力的な選手なのである。
ちなみに、平和島では彼にちなんで、チルドサンド(チルド3度をもじってる)っていうサンドイッチが売ってたりする。


その阿波選手が予選道中3回の捲り勝ちを決めて見事に準優戦に出場し、本日の11Rに4号艇で登場した。
1コース1号艇の予選2位通過した角谷健吾を含めA1級が4人そろったレース。
もちろんそんな中でも阿波勝負をかけて4-1に3000円をつっこむ。結果は、


1-5-6


阿波は1週目1マークまでが勝負なんで、2着とか3着とか期待はできないのは仕方ないとして、やはり準優にまであがってくるメンツ相手だとなかなかきまらないもんだなぁ。
重要であるスタートでちょっと出遅れたのが大きいな。起こしが遅かった。


この日はここまで1万負けだったが、余談にあった3連単で12Rを見事にしとめて1000円負けくらいまで回復。
11Rの阿波選手みたいなのがいない章典レースは本命対抗が読みやすいので、あの3連単予想法はききやすい。


さて、来週はSGモーターボート記念が始まる。楽しみ〜。


選手プロフィール 【3857】阿波勝哉
競艇オフィシャルWeb -多摩川のレース結果