SG モーターボート記念(蒲郡)5日目 - 準優戦

多摩川のweb競艇TV杯(一般戦)の場外発売からの参戦。
ちなみに多摩川のレースにももちろん投票したがさんざんな結果。F3艇でほとんど返還になったレースを除いて全敗。1万ちかく溶かしてしまった。。


さて、本題のMB記念の方だが、まちにまった準優戦。その3R以外のレースはこれまでの波乱含みの展開から一転してイン/本命の堅いレースが展開され、9レース中、イン逃げ6本、中段からの捲りや捲り差しが3本、払い戻しも2連単で4桁になったのは2本だけという結果だった。
また、イン逃げが決まったレースについては2着は2コースか3コース進入が大半でなんだか番組担当者の思惑を感じるところ。
こういう展開の中で、準優戦3レースは、すべてインの1号艇に誰が捲りを仕掛けられるかという点と、逃げを決めたときに誰が2着に入るのかがポイントになる。


ちなみに、堅いレースがつづいたというのと、5日目までの全レースをインターネット放送で見ていて状況もよくわかっていたというのもあり、準優戦までプラスでいけた。
しかし、多摩川の本戦とあわせるとまだまだ負けが込んでいる状況。


では準優3本いってみよう。


■9R - Fかよ。。

1号艇の濱野野憲吾のイン逃げに対して、くせ者がアウトにぞろぞろいるのがこのレース。
スタート感抜群の菊池孝平(3号艇)から始まり、吉田俊彦(4号艇)、徳増秀樹(5号艇)、福島勇樹(6号艇)と、絶対に1発狙いにくるだろうメンツ。
ただ、蒲郡のコース特性的には後半レースは捲りが決まりにくいというのと(8Rは松井繁がおもいっきりまくられてたけど。。)、今節の濱野野は今年のこれまでのような大事なところで力負けする雰囲気はなく、機力もある程度充実している状況。
というところでアウト勢への壁になる2号艇に注目した。2号艇はF持ちでスタートはそれほど早くない仲口博崇。ここがへこむと見た。そうすると3号艇よりアウト勢は猛獣のように襲いかかり、さすがの濱野野も飲み込まれるだろうと予想。
3号艇の菊池孝平を軸に、2着軸は前日の勝負駆けを1着1着でみごとに決めて進出してきた徳増秀樹を軸にして、1-5、3-5、3-1、3-4あたり勝負。
しかし、結果は、
1-2-4 ※5号艇 フライング返還
なんとぉ!こんなくせ者ぶりはいらねぇ!!!
徳増選手プラス0.01のフライング。これで彼はこの先4つのSGにでれなくなってしまった(準優でF切ると返還額が半端じゃないので重い罰則が与えられる)。
ちなみに、このレース一番がんばったなぁと思うのは仲口選手。これまでSG優勝に一番近い男といわれつづけて十数年。鳴かず飛ばずの状態になったこともあり、今回も地区選抜を受けるとはあまり思われていなかった中で、好モーターを引き当てて臨んでいる今節。期するところがあるんだなぁ。スタート0.05決めてくるんやもんな。アウトから襲いかかる吉田に必死で抵抗して、しかも2番手旋回を決めるなんて思わんかった。男気感じたわ。
というわけで、このレースはちょい負け。こら!徳増!


■10R - 何がおこった!?

このレースは好きな選手が2人いて、いつのまにか予選2位通過していた1号艇の辻栄蔵と、前日の勝負駆けで見事1着1着で予選突破した5号艇の白井英二。
もちろん展開もくそもなく、この2人で勝負。しかし、、






6-3-5 ※1号艇 転覆
なんじゃぁ!!!何が起こったんじゃぁぁあ!!という感じで、2連単万舟3連単10万舟という強烈な高配当。
展開は、1コース辻に対して4コース池田浩二がトップスタートを決めてするすると3号艇を飲み込み、1号艇の懐をずばっと差して、捲り差しが決まったかどうか?という瞬間に、辻が単独でバランスをくずして転覆。一方池田も2号艇の抵抗にあってバランスを崩して立ち上がりもたついたところに、6号艇の中嶋孝平がものすごい狭いところを差し込んでバックストレッチへ。スピードに乗った6号艇が2マークで4号艇を振り切って、これで決着。
ライブではいったい何がおきたのかさっぱりわからんまま終わったレース。
ちなみに白井選手は狭いところでひっかかって3着でゴール。この人もなかなかSGをとれない。
さて、このレースも落として、この時点でトータル13000円負け状態。こら!辻!


■11R - 差し、差し、差し

このレースは予選1位通過のベテラン今村豊が1号艇だが、アウト勢になんとなくくせ者がそろっているし、今村選手はこの数年勝ちきれない感じがつきまとっており、準優3レース目も波乱か?という雰囲気たっぷりで迎えた。
ぼくの注目は3号艇の今垣光太郎。これまで何度もお世話になっているレーサーだ。スタート展示では2コースの須藤博倫がピット離れ遅れるも、今垣は2コースに入り込まずに枠なりだった。
今垣選手の場合、展示情報があまり役に立たないという傾向がある(人によっては手抜きっていうけど。。)。今回もあえて3コースで勝負する意気込みなのかブラフなのかがいまいち判断できなかったが、なんか臭うものがあり、今垣選手で勝負をかける。
1-3-2
さすがだわ。今垣選手のうまさが光ったレース。
展開はピット離れでやはり少し須藤が遅れ、全速ピット離れを今垣が決めて2コースに入り込む。
スタートは4コースから平尾崇典が内2艇を沈めて捲っていくが、ターン流れて1号艇今村に届かず。その内側を5号艇、2号艇、3号艇が差し込んで、バックストレッチへ。2マークは2と5、3と4で団子になりながらの飛び込みから今垣が見事に差しこんで4艇がほぼ横一直線。そして迎えた2周1マークで3艇をいかせた今垣が最内をずばっと差し込んで勝負あり。見事なり。腕だな。
これでトータルプラス4000円になった。いつもありがとう今垣選手。


さて、かなりエキサイティングだった準優戦を終え、優勝戦は以下の6選手で争われる。


1号艇 今村 豊(山口)
2号艇 濱野谷憲吾(東京)
3号艇 中島孝平(福井)
4号艇 仲口博崇(愛知)
5号艇 今垣光太郎(石川)
6号艇 平本真之(愛知)


今村が2004年以来のSG制覇なるか?それとも仲口がカド捲りをしかけて初SG制覇なるか?はたまた今垣がピット離れから動いて波乱を生み出すか?中島、平本ら若手があばれるか?など興味が尽きない優勝戦
そうか、ベテラン(今村/今垣/仲口)対若手(中島/平本)という見方もあるのか。どちらの話からも抜け落ちる濱野野選手だが、2コースってのが難しいよなぁ。でも彼が差しに回らずに1号艇に捲りを仕掛ければおもしろい展開になりそう。
大胆予想をすると、進入は今垣が仕掛けて1-2-4-5-3-6となるかもしれないが、中島が踏ん張ると思う。
そして、スタートは枠なりでスロー4艇のダッシュ2艇になり、スロー3艇が全部捲りにかかっていって1号艇は全部引き受けるはめに。そして最内を今垣/平本が差しこんでいくといった展開で、抜け出すのは3号艇、1号艇、5号艇と見る。ここで決着がつけば3号艇の中島選手が優勝。しかし2マークまでもつれると今村/今垣がさらっていってしまうんでは?という感じ。
なんか歯切れが悪い予想だが、とにかく見所が多い優勝戦になりそうだと言うことだね。


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