SG 全日本選手権(ダービー)/桐生 初日


勝率上位者で争われる、賞金王を除いてはもっとも激しいSGといわれる全日本選手権がボートレース桐生でついに始まった。
大荒れ→ガチガチという流れで終わった初日。昼と夜とではぜんぜん傾向が変わるようだ。


前検のモーター抽選で上位機を取ったのメンバーでも、明暗ははっきり出た。
2連帯率48.60%の69号機を引いた飯山 泰は、1着4着とまずまずのスタート。後半10Rは4コースの絶好枠だったが夜は届かないようだ。
一方で、いいモーターなのに台無しにしちゃったのが、吉田 弘文と吉田 拡郎のダブル吉田。弘文の方は本日2走で5号艇6号艇だったんだが、あせったのか1走目でフライング。その影響か2走目で5着。今節は期待値高かったのに残念。
もっと残念なのが拡郎。超抜機35号機(52.80%)をひいて、さらに7R1号艇1コースで余裕のはずが、スタートばばおくれしてあせったのか単独転覆。。
この人は1コースでばばおくれを確かMB記念でもやってたと思う。。


あとの上位機で好気配だったのは、西島(1走2着)、坪井(2走2着4着)、沖島(2走2着4着)といったところ。


一方で、そんな目立ったモーターを引いたわけではないが、初日にしてうまく調整が進んでいるなと思わせたのが、辻、瓜生、濱野野、赤岩、湯川、今坂(前検からよかった)、あたり。
辻は1走目6Rは5着にしずんだが、10Rで岡崎の出遅れを見逃さず1コースを奪取してそのまま逃走1着。ツキもある。というか岡崎のピット離れ失敗は定番化しつつあるな。。
今坂は1着3着でさい先のいいスタートを切ったが、両方とも昼のレース。夜どうなるかは見物。
湯川はドリーム戦6号艇で登場して6コースから展開つかんで3着に入った。彼の場合は明日どういうレースをするかで判断したいところだが、本人的にも気配ありみたいなので大いに期待。
赤岩も2連帯率28.60%のくそモーターを引いたにもかかわらず見事に調整してきてドリーム戦を2着でまとめた。期待値あがるね。


そして、本日ピンピンを決めたのが寺田 祥。決していいモーターを引いたわけではないが、1Rでは前付け敢行で5号艇から2コースに入り込み、1着。7Rでは4号艇4コースからビースト捲りをぶちかまして1着。ただしSTは.20で決して早くなく、転覆した拡郎を中心にスタートばらんばらん状態を見事に生かした結果。気迫十分のレース内容にツキもついてきてるように見える。
三国の周年では今村と白井にフォローされて優勝をもぎ取った寺田だが、好調ぶりは持続している模様。明日以降はイン枠が割り当てられるはずなのでこのまま突っ走れるんじゃないかと思う。


さて、明日2日目の注目レースをピックアップするなら12Rかな。
1号艇から、今村豊、濱野野、寺田、須藤、今坂、松井、と今村を除くと好調者がならんだレース。今村も本日アウト枠でなにもできずに終わったが明日の仕上がり具合は進めてくるだろうこと必至。
松井はおそらく3コース4コースまで入ってくると思われるが、どちらにしても寺田が3コースか4コース。これはビーストアタックを期待するしかない(つまり穴狙い?)。
3-1-2もしくは3-5-1というのがぼくのねらい目。


やはり前評判通りダービーは激しい。桐生はピットからの距離が長いから枠が変わりすぎるのが難点だが、それを含めて激しい展開が明日も期待される。


SG 全日本選手権(ダービー) - ボートレース桐生