まとめ:単純ヘルペス脳炎への治療について

今年の最後だし、治療自体のことと、病気によって引き起こされている後遺症について、まとめておきます。
今日はまず治療自体の方をしますね。


1.病気はなんだったか?
正確には不明だった。
しかし、立てた予測からとった治療方法がうまくいったところから判断すると、「単純ヘルペス脳炎」であるといえる。
脳に障害がでる病気であり、治療が遅れると死に至るものである。
※一番下にこの病気自体の説明はリンクあります。


2.病気に対する対応結果
偏頭痛で寝込んでいる状況に同僚がきて、病院につれていってくれた(11/11)。
左脳に炎症、腫れ、出血が判明。
即座に治療として、抗ウィルス薬と脳の腫れをとる薬を使用。大変効果がでた。
入院中に炎症、腫れ、出血状況をMRIで確認していき、収まっていくことがわかった(ただし、被害対象だった脳細胞は死んでいる)。
退院時点(12/3)で治療は完了という位置づけ。
治療や回復スピードは速かったという。
医者側では再現などはないという判断。(また新たに感染することはありえます)
よって、医者側の見解としては、検診を実施していくことはマストではない。この病気の余波や後遺症である問題への対応は別途行う。(「3」と「4」が対象)
一方で、医者側は1月頃まで実家で生活することを指示している。


3.痙攣防止の薬投与
デパケンRという薬を飲むことで痙攣発生を抑止する。
ヘルペス脳炎にかかった人は、痙攣は病気発生中に実際発生することも多いのだが私の場合は発生していない。
ゆえに、デパケンRを日に2回2錠ずつ飲むという最低数で実施。
これに関して、投与しなくなる判断については、医者側からあまりはっきりした内容は出てきていないが、長期的な脳波の検査結果で異常がないことと、その期間に痙攣が発生しないということというところがポイントとなりそうである。
期間的には2年〜5年と言われている。


4.問題を解消/回復していくリハビリの実行
病気自体の治療は完了しているので、余波や後遺症として発生している問題への対応を取り組んでいくことがメインになる。
問題は人によって異なるもので、対応方法は問題の原点への仮説を持ち、トレーニングを行って回復していくやりかたとなる。
まとめ:後遺症について - ケニー桜井の再構築


5.検診について
「単純ヘルペス脳炎」にかかる人は日本では0.01%しかいいないし、現象もさまざまあり、実際に的確なことというのは存在していないといえる。
こちらとしては、日々の自分の調子などの記録をとっておく。
また、そういう材料を得るためというのと、自分が生きていく範囲を決めていくために、いろんな事にチャレンジ/トライするのがよいと考える。
しばらくは月に1回は検診を依頼して実施する。
さらに、日々の調子で不安感があるものが発生した場合は検診を依頼する。




<サマリー>
・病気は完治している。
・痙攣抑止薬の投与は無期限継続。
・後遺症に対する、リハビリを続ける。
・不測の事態が起きる可能性はだれにもわからないので、自らの観察とトライは続ける。


<関連リンク>
まとめ:後遺症について - ケニー桜井の再構築
この病気に関する記事一覧 - ケニー桜井の再構築


※参考(単純ヘルペス脳炎とは何かが記載されてます)
単純ヘルペス脳炎の診療ガイドライン - 日本神経感染症学会
SAKURA - ヘルペス脳炎・周辺疾患の情報交換・交流の場